損得で考える二十歳からの年金
明治学院大学社会学部社会福祉学科教授(専門:社会保障論)。
1957年生まれ。1980年、立教大学経済学部卒業。1986年、ルーヴァンカトリック大学Ph.D(法学博士)取得。1988年、早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。大分大学経済学部助教授、同大学教授、東洋英和女学院大学人間科学部教授を経て、2002年から現職。主な著作に、『欧州統合と社会保障』(ミネルヴァ書房、1999年)、『社会保障ハンドブック』(学文社、2003年)、『失業保障制度の国際比較』(学文社、2004年)、『国際社会保障論』(学文社、2005年)。
入ったほうが得でしょうか? 損得ってむずかしい!?
年金はパンクするのでしょうか?
年金は何歳からもらえれば得ですか?
2 年金はどんな制度ですか?
年金の歴史を知っていますか?
人生のリスクにこたえてくれる年金制度
3 比べてわかる年金の損と得
公的な年金と私的な年金のちがい
遺族年金・障害年金・労災年金・老齢年金
4 損をするのはだれ?
世代で比べてみよう
性別で比べてみよう
働き方で比べてみよう
外国人の場合はどうなりますか?
こんな場合に気をつけよう
5 比べてみよう!政策で変わる損と得
賦課方式と積立方式
保険と税
年金一元化で得をするのはだれ?
年金空洞化は損なの?
最低保障年金構想をどう考える?
6 年金がある社会が いちばん得ではないですか?
年金と切っても切れない関係の福祉国家
もし年金がなかったら…