海の放射能に立ち向かった日本人
ビキニからフクシマへの伝言
1 ビキニとフクシマ
放射線に魅せられた研究者人生
放射線測定は現場主義
死の灰に怯えた日本列島
放射能が伝染する 混乱した港町・焼津
相次ぐ放射能汚染のマグロ
港町・焼津 ビキニ事件までの履歴
2 動き出した科学者たち
死の灰の正体を明らかに太平洋を核の実験場に
缶詰マグロの汚染を警戒したアメリカ
アメリカに責任を問わない日本政府
立ち上がった顧問団
調査のために選ばれた科学者たち
3 俊鶻丸 出航す
危険な航海に出た「浮かぶ研究所」
明らかになった海の放射能汚染
放射能雨に向き合った科学者たち
広がる放射線影響の研究
4 放射能検査の中止とアメリカの思惑
科学者たちによる日米会議
マグロの汚染は続いていた
検査中止の波紋
アメリカも確認した海の汚染
盛んになる放射能汚染の研究
5 立ち上がる市民と原発推進政策
三〇〇〇通の手紙が語るビキニ事件
盛んになる原水爆禁止運動
科学者たちも原水爆禁止運動に参加
第五福竜丸の乗組員とその後
原発推進に向かった日本
変容した環境放射能研究
6 ビキニの教訓は生かされたか
手探りで始まった海の放射能調査
事故直後から放射能汚染を調査
忘れられてゆく ビキニ事件
不安、風評……重なるビキニとフクシマ
放射線測定 新しい動き
おわりに