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学生のためのワークルール入門

アルバイト・インターンシップ・就活でトラブルにならないために

学生のためのワークルール入門

だれもが経験する労働トラブル。学生の経験に基づく具体的な設問に、専門家が分かりやすく答えます。

著者 道幸哲也
淺野高宏
職場の権利教育ネットワーク
ジャンル 単行本
■社会・労働・法律
■社会・労働・法律 > 労働
■社会・労働・法律 > 社会
出版年月日 2018/03/31
ISBN 9784845115402
Cコード 0036
判型・ページ数 A5・64ページ
定価 本体700円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

だれもが経験する労働トラブル。学生の経験に基づく具体的な設問に、専門家が分かりやすく答えます。自分を守り仲間を守る法律知識を身に着けよう。「相談の仕方」や「相談窓口」も分かります。

◆編著者
道幸哲也(北海道大学名誉教授)
淺野高宏(北海学園大学教授・弁護士)
NPO法人 職場の権利教育ネットワーク

◆著者(五十音順)
上田絵理(弁護士)/ 加藤智章(北海道大学教授)/  川村雅則(北海学園大学教授)/  菅野淑子(北海道教育大学教授)/  國武英生(小樽商科大学教授)/  倉本和宜(弁護士)/  迫田宏治(弁護士)/  白 諾貝(弁護士)/  林健太郎(北星学園大学専任講師)/  開本英幸(弁護士・北海道大学客員教授)

◆はじめに

昔は「学生アルバイト」という言葉がありました。小遣い稼ぎのための比較的楽で責任のない仕事という意味です。今は、多くの学生が学費や生活のために働いており、雇う方も一人前の労働力として期待しています。学生も働く主体として自分だけではなく職場の仲間を守るためにワークルールの知識が必要になっているわけです。これは、会社に就職する際にも、働き続けるためにも不可欠な知識といえます。

 では、なぜワークルールの知識が必要になってきたのでしょうか。

第1は、多様でかつ身近な労働問題の発生です。非正規労働者には雇用不安や低賃金が、正規労働者についても長時間労働やハラスメントの問題があります。労働紛争は日常化しつつあるわけです。

第2は、ワークルール自体の複雑化です。その正確な理解のためには一定の体系的教育が不可欠となっています。マスコミ報道や新聞の細切れの知識だけでは対応できません。

第3は、職場における自主解決能力の低下により労使の対立が紛争化・外部化しやすくなっています。まず、個人レベルでは、対立した場合のコミュニケーション能力が低下し対立の初期段階において相互の話し合いで解決することが難しくなっています。学校教育や就活ではコミュニケーション能力は重視されていますが、対立構造を前提としたものではなく、相手(実際は会社)に寄り添う態度が重視されているだけです。さらに企業内では、労務管理の個人化等により労働者の孤立化がすすみ、同僚との結びつきや連携が困難になっています。上司の役割や労働組合機能も低下し、職場内での対立は容易に紛争化しやすくなっています。

ワークルール教育は職場における権利実現を目的としており、それは次の5つの側面から考えることができるでしょう。

その1は、法に関する知識や情報です。権利について知らなければ「権利主張」ができないのは当然で、そのためには条文や主要な裁判例、自分の労働条件についての情報(労働契約、就業規則等)も知る必要があります。

その2は、権利意識です。権利をわがものにし、置かれた状況で行動を起こす資質であり、そのためには、権利についての理解、それを他人に適切に伝えるコミュニケーション能力、さらに対立をおそれない態度が必要とされます。

その3は、権利行使を支援する仕組みです。権利行使は個人の主体的行為に他なりませんが、それを社会的に支える労働組合や外部の団体(労働NPO)の役割、さらに同僚の支援も重要です。

その4は、権利を実現する機構・手続きです。種々の相談体制以外に、労働局による個別斡旋制度、労働委員会、労働審判さらに裁判所等が整備されています。

その5は、具体的権利内容を規定する実定法です。とりわけ、労働基準関係の立法が重要で、ほとんどが強行規定なので知る必要性も高いわけです。

北海道においては、北海学園大学・小樽商科大学・北海道大学・北星学園大学・北海道教育大学の社会法関係のゼミとNPO法人「職場の権利教育ネットワーク」が協力して働き方やワークルールをめぐる討論会を毎年開催しています。アルバイトの実態や問題が起きたときにどう対処すべきか等について本音のレベルで議論がなされています。本書は、そこで提起された論点や「学生アルバイトの実態」等をふまえて日常的に問題になるワークルール上の論点につき、質問と答え、さらに解説という形でわかりやすく検討したものです。大学や社会さらに職場でワークルールの知識を踏まえて行動する能力を身につけることを期待しています。

はじめに―ワークルールで自分たちを守る
◇労働条件の決定
 ①賃金が求人票の額と違う
 ②真面目に働いているのに昇給がない
 ③通勤手当が支給されない
◇労働時間
 ①一方的にシフト編成される
 ②時間外労働させられる
 ③タイムカードを押した後も仕事させられる
◇休憩・休暇
 ①休憩が取れない
 ②アルバイトには有給がない
◇賃金
 ①授業以外の仕事に時給が支払われない
 ②販売ノルマが達成できないと買い取らされる
◇罰金
 ①レジの会計が合わないと弁償させられる
 ②バイトで皿を割ったら賠償を求められる
◇仕事の準備・内容
 ①制服を自費で購入させられる
 ②「無茶振り」な仕事をさせられる
 ③仕事を教えてくれない
◇いじめ・嫌がらせ
 ①暴言を吐かれる
 ②セクシュアルハラスメントにあった
◇留学生
 労働時間や働く場所に制約がある
◇労災
 大けがをしたが治療費を払ってもらえない
◇辞めるとき
 ①辞めたいなら代わりを連れてこいと言われた
 ②バイト先の店長から「辞めろ」と言われた
◇インターンシップ
 働いても賃金はもらえない
◇就活
 ①面接で健康状態について聞かれた
 ②内定が取り消された
 ③オワハラを受けた
◇学生アルバイトの実態―アンケートから見えてくるもの
◇相談の仕方・相談窓口

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700円+税

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