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『となりの難民』著者の織田朝日さんの写真展とイベントが開催されます
2021.04.23
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『となりの難民』が「情況」2020春号の書評で紹介されました。
2020.04.20
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『となりの難民』が3月27日発売の「週刊金曜日」で紹介されました。
2020.03.30
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2020.03.13
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西日本新聞の書評欄に『自分の力で肉を獲る』『となりの難民』が掲載されました。
2020.03.04
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『となりの難民』が雑誌「Ministry」の書評コーナーで紹介されました。
2020.01.20
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1月11日付の「新聞 赤旗」に『となりの難民』の書評が掲載されました。
2020.01.15
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2019.12.16
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2019.12.03
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2019.11.26
となりの難民
日本が認めない99%の人たちのSOS
★★菊池雄星文化プロジェクト 第53回岩手読書感想文コンクール★★
https://www.iwate-np.co.jp/page/dokusyo2020
「どうしよう、きっと私、捕まる」
母国を追われ、日本に逃れてきた難民たち。
でも、日本の難民認定率は、1%未満。
そもそも難民とは? 日本の現状は?入管で何かおこなわれているのか?
難民支援にたずさわる著者が、わかりやすく解説!
◆はじめにみなさんは、「難民」を知っていますか?
あまりかかわりがないことなので、難民といわれても、なんとなくはわかるけど、
具体的にはよく知らないという人のほうが多いのかもしれませんね。
難民とは、たとえば自分の国で起きた戦争や迫害、差別からのがれるため、
他国へ避難する人たちのことです。
難民のいき先はさまざまありますが、日本も「難民条約」を結んでいる国のひとつ
であるため、日本にもやってくる難民はいるのです。どんな思いで日本へ来て、
どんな境遇で、どんな生活をしているのでしょうか。
また、さいきんになってニュースでは「非正規滞在者」という存在にライトが当たりはじめました。
彼らは、滞在する資格はないながらも、日本で暮らしている人たちです。
これを読んでいるみなさんとは生き方がちがうけど、私たちとなんら変わりはない人たち。
そんな彼らのことを、この本を読んで少しずつでも知っていただけたら、こんなに
うれしいことはありません。
みなさん、はじめまして。織田朝日と申します。
2004年から日本で暮らしている外国人を支援する活動をしていて、かれこれ今年で15年目となります。
外国人の支援といってもたいそうなことはできていないので、えらそうなことは言えません。
ですが事情があって母国に帰れない人たちによりそい、ともに歩み、私なりにがんばってきました。
SYI(収容者友人有志一同)という外国人収容施設での面会活動を中心としたグループを結成したり、
「編む夢企画」といって難民の人たちとクリスマスパーティを開いたり、
難民の子どもたちと動物園に行ったり、お花見をしたりととにかく楽しいことをやっています。
さらに具体的にどんなことをやっているのか、これから紹介していきたいと思います。
みなさんに伝えたいことは、たくさんあります。
どうぞ最後までお付き合いください。
第1章 私が出会った難民
第2章 世界と日本の難民事情
第3章 「入管」に収容される難民
第4章 日本で育った難民の子どもたち
おわりに