世界の社会福祉年鑑2019〈2020年度版〉
[最新]世界各国の社会福祉・社会保障の動向を紹介
制度・政策の内容、高齢者・障害者・児童・家族をめぐる現状と課題、
国際機関やNGO・NPOなどの実践、政治・経済・社会を知るための基本データや統計などを収録。
経済学・政治学・社会学・人口統計学・文化人類学・保健衛生学など、
各分野の第一線の筆者による多角的な分析・考察!
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福祉サービスの担い手が不足するなかで、
情報通信機器(ICT)や人工知能(AI)への期待は急速に高まっている。
本特集では、日本や諸外国での先行事例を
紹介しながら、その有意性と課題を明らかにする。
執筆者(掲載順)
金子 光一 東洋大学社会学部教授/古川 和稔 東洋大学ライフデザイン学部教授
小櫃 俊介 一般社団法人 ORINAS代表理事/遊間 和子 株式会社 国際社会経済研究所調査研究部主幹研員
上戸 義哉 一橋大学大学院生/小谷 眞男 お茶ノ水女子大学基幹研究院教授/鈴木 桂樹 熊本大学法学部教授
中益 陽子 亜細亜大学准教授/宮崎 理枝 大月短期大学教授/大木香菜江 京都大学文学研究科博士後期課程
藤間 公太 国立社会保障・人口問題研究所室長/小島 晴洋 専修大学法学部教授
田中 夏子 都留文科大学非常勤講師/白村 直也 岐阜大学教育推進・学生支援機構助教
はじめに
1 医療・教育分野の現状
2 社会福祉分野への期待
3 イギリスとオランダの取り組み
4 個人情報保護の問題/おわりに
*日本におけるICT支援の現状と課題
はじめに
1 日本におけるICTの変遷
2 ソーシャルワーク実践におけるICTの活用の方向性
3 筆者自身の研究から――ICTを活用した通所系サービスにおけるADL改善・重度化防止モデルの構築
4 ICTを活用した支援システムの課題
おわりに
*EUにおけるSocial Inclusion政策とDX(Digital Transformation)
1 社会的課題の顕在化とDXの必要性
2 EUにおけるSocial Inclusion政策
3 フィンランドにおける先進的な取り組み
4 日本への示唆
*介護福祉とICT
はじめに
1 介護福祉の概要
2 介護福祉領域のICT化
まとめ
*AI・ICTと障害のある人びとの福祉
はじめに
応用編(1) 脳卒中患者のリハビリ(2) ASDの子どもの療育(3) 認知症患者の動物介在療法の代替
おわりに
*イタリア
概観
制度・政策の展開
社会福祉の現状
Ⅰ 高齢者――ケア労働に適用されるバウチャー制度
Ⅱ 児童・家庭の福祉1 ワークライフバランスをめぐるイタリアの現状
Ⅲ 公的扶助
Ⅳ 「創出的福祉」概念の出現とその実践例
コラム/関連年表
*ロシア
概観
制度・政策の展開
社会福祉の現状
Ⅰ 高齢者・障害者福祉
Ⅱ 児童・家庭福祉
Ⅲ 近年の犯罪状況――減少する犯罪と関係者支援団体
コラム
*デジタル活用共生社会実現に向けて――デジタル活用共生社会実現会議報告(2019年3月)
*ICTを活用した「次世代型保健医療システム」の構築に向けて――保健医療分野におけるICT活用推進懇談会提言(2016年10月)
*基本統計*乳幼児死亡率*平均寿命ランキング*発展途上国の社会・環境指数
事項索引