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『武建一が語る大資本はなぜ私たちを恐れるのか』が日刊ゲンダイに掲載されました
2021.01.12
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2020.12.24
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武建一著『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』が週刊朝日に掲載されました。
2020.12.23
武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか
641日間にも及ぶ長期勾留! 89人にも及ぶ逮捕者!
なぜ、いま戦後最大規模の刑事弾圧が労働組合に加えられているのか!?
マスコミが報道できない、労働者を犯罪者にしたてあげる権力の横暴を明らかにする!
生コン労働者が誇りをもって働くことのできる環境を実現するために産業別組合をつくり、
背景資本と対峙し中小企業を専業協同組合に団結させるなど、
業界全体の発展のために尽力してきた著者が語り尽くす!
〈著者より〉
2018年8月28日の朝6時過ぎ、いつものように大阪市内の組合事務所に出勤した私は、いきなり警察に逮捕されました。ゼネコンを恐喝した容疑だというのです。
私だけではありません。私が委員長を務める労働組合、関生支部の組合員や関係者も、恐喝、強要、威力業務妨害といった容疑でつぎからつぎへと逮捕され、その数は1年あまりのうちに延べ89人にものぼりました。そして、私は、2020年5月に保釈されるまで、じつに641日も勾留されることになったのです。
ストライキ、ビラ配り、建設現場の法令違反の調査、労働争議……。私たちがやってきたのは、日本国憲法第28条で保障されている、ごくあたりまえの労働組合活動ばかりです。
それなのに、なぜ私たちは逮捕されることになったのか。
しかし、こうした事実を正確に報道するメディアも少なく、自ら調べもせずに警察情報を垂れ流すフェイクニュースが溢れています。
この本を通じて、私たち関生支部の活動のほんとうの姿、そして、「関西生コン事件」とよばれる現在の事態の真相を、ひとりでも多くの方々に知っていただければ幸いです。
641日にも及んだ勾留生活
なぜ私は逮捕されたのか
協同組合の変質
労組破壊に加担したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち
「練り屋」と呼ばれて
労働運動に目覚める
関生支部の誕生
初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック
ヤクザと生コン
大資本が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」
大阪広域協組の誕生
シャブコン
2005年の弾圧事件
ゼネスト決行
目指すべき場所
〈解題〉私自身が自由に生きていくために 安田浩一