ブラック企業・セクハラ・パワハラ対策 (労働法実務解説10)

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佐々木亮・新村響子

A5並製/272頁
定価 本体2,200円+税
発行日 2017年4月29日
ISBN 9784845114443 C3032

職場での「いじめ・嫌がらせ」や労働法を無視した働かせ方をなくすために!
パワハラ、セクハラ、マタハラからブラック企業まで。
経験豊かな第一線の弁護士が最新の法律と裁判例を解説する実務家必備の一冊!

著者紹介

佐々木亮(ささき りょう)
弁護士。日本労働弁護団常任幹事。
1975年生まれ。1999年東京都立大学法学部卒。2003年弁護士登録。日弁連労働法制委員会、ブラック企業被害対策弁護団代表、ブラック企業大賞実行委員。主な著書に『問題解決労働法10 紛争解決システム』(旬報社、2008年)、『ドキュメント ブラック企業――「手口」からわかる闘い方のすべて』〔共著〕(ちくま書房、2014年)、『いのちが危ない残業代ゼロ制度』〔共著〕(岩波ブックレット、2014年)など。

新村響子(にいむら きょうこ)
弁護士。日本労働弁護団事務局次長。東京都労働相談情報センター民間労働相談員。
1980年生まれ。2002年一橋大学法学部卒。2005年弁護士登録(東京弁護士会)。
主な著書に『ケーススタディ 労働審判』(法律情報出版、2010年、共著)、『働く人のための?ブラック企業被害対策Q&A』(弁護士会館ブックセンター出版部LABO、2013年、共著)、『未払い残業代請求 法律実務マニュアル』(学陽書房、2014年、共著)、『会社で起きている事の7割は法律違反』(朝日書店、2014年、共著)。

主な目次

はじめに
第1章 現代社会のいじめ・ハラスメント
01 増え続ける相談件数
02 なぜ「いじめ・ハラスメント」の相談が増えるのか
  (1)労働現場の過酷な現状
  (2)労働問題としての認識の深まり
  (3)権利意識の上昇
03 職場における「いじめ・嫌がらせ」とは何か
  (1)セクハラ
  (2)パワハラ
  (3)マタハラ
  (4)職場いじめ
04 社会問題化する「職場におけるいじめ・ハラスメント」
  (1)労働者側
  (2)使用者側
  (3)社会問題として
  (4)国の取り組み
05 現行法の規制ととり得る手段
06 立証に向けて
07 使用者に求められる対策・役割

第2章 職場におけるいじめ・パワーハラスメント
01 パワーハラスメントとは
  (1)増加する職場いじめ・パワハラ相談
  (2)パワハラの定義・行為類型
02 パワーハラスメントに対する民事損害賠償請求
  (1)職場において保護されるべき労働者の権利
  (2)違法性の判断基準をどう見るべきか
  (3)加害者に対する損害賠償請求
  (4)使用者(企業、国、地方公共団体等)に対する損害賠償請求
  (5)損害
03 人事権行使への対応
  (1)人事権行使の適法性が問題となるケースとは
  (2)人事権行使が濫用となる判断基準
  (3)人事権濫用・逸脱が認められた裁判例
04 裁判例から見るパワーハラスメント
  (1)行為類型ごとの裁判例
  (2)適正な職務指導との境界線
05 パワーハラスメントと労災
  (1)労災保険制度
  (2)パワハラが労災と認められるための基準
  (3)労災と認定した裁判例
06 パワーハラスメントを受けた場合の対応策
  (1)証拠収集
  (2)紛争解決手段

第3章 セクシャルハラスメント
01 セクシャルハラスメントとは
  (1)セクハラの定義
  (2)事業主の措置義務
  (3)セクハラの実態
02 セクシャルハラスメントに対する民事損害賠償請求
  (1)職場において保護されるべき労働者の権利
  (2)違法性の判断基準――民事責任を問いうるセクハラとは
  (3)加害者に対する損害賠償請求
  (4)使用者(企業、国、地方公共団体)に対する損害賠償請求
  (5)事実認定――被害者の供述の信用性
  (6)同意・恋愛の抗弁
  (7)損害
03 刑事責任の追及
04 セクハラを理由とする懲戒処分
  (1)セクハラに対する厳正な対処の必要性
  (2)懲戒処分の有効性に関する争い
05 セクハラによる精神障害に対する労災申請
  (1)労災認定基準の改訂
  (2)精神障害の労災認定要件
  (3)セクハラが「業務による強い心理的負荷」かどうかの判断基準
  (4)セクハラ事案の労災留意事項

第4章 マタニティハラスメント
01 マタハラとは
  (1)マタハラの定義
  (2)マタハラの実態
02 妊娠、出産、育児、介護に関する法制度
  (1)多岐にわたる妊娠、出産、育児、介護に関する法制度
  (2)妊娠・出産に関する権利・制度
  (3)育児に関する権利・制度
  (4)介護に関する権利・制度
03 マタハラに関する法規定
  (1)マタハラに関連する法律上の規定
  (2)育児・介護ハラスメントに関連する法律上の規定
04 広島中央保健生協(C生協病院)事件最高裁判決の意義と活用
(1)広島中央保健生協(C生協病院)事件・最判平26.10.23判決の意義
  (2)育児・介護を理由とする不利益取扱いについても同様に解されること
     ――櫻井補足意見の活用
  (3)厚生労働省による解釈通達
  (4)妊娠・出産等を理由とする不利益取扱い全般への汎用性
05 マタハラに対する法的対応
  (1)違法無効な不利益取扱いに対する法的請求
  (2)人格権侵害に対する損害賠償請求
06 マタハラの被害者・加害者にならないために
  (1)知識をつける
  (2)意識改革の必要性
  (3)働き方改革・環境の整備の必要性

第5章 「ブラック企業」問題
01 ブラック企業とは何か
  (1)用語としての「ブラック企業」の誕生
  (2)ブラック企業の定義――中核と外縁
02 ブラック企業はなぜ生まれるのか
  (1)理由① 若者を取り巻く社会構造上の問題
  (2)理由② 労働のルールに対する知識・意識の欠如
  (3)理由③ 近視眼的な経営とその模倣
  (2)理由④ 労働組合の組織率の低下
03 ブラック企業では何が起きているのか
  (1)類型――よくある“手口”
  (2)詐欺求人
  (3)入社後選別
  (4)戦略的パワハラ
  (5)長時間労働と残業代不払い
  (6)職場崩壊
  (7)退職妨害
04 再び社会問題としてのブラック企業

第6章 ブラックバイト
系統別に見るブラックバイトの法律問題
  (1)無賃労働系
  (2)ノルマ系
  (3)罰金・損害賠償系
  (4)シフト系

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