海の放射能に立ち向かった日本人 (ビキニからフクシマへの伝言)

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奥秋 聡

四六並製/168頁
定価 本体1,400円+税
発行日 2017年6月30日
ISBN 9784845115037 C0036

未曽有の事態となった福島第一原発事故。深刻な海洋汚染の実態は、なぜ闇に包まれてしまったのか。ビキニ事件で世界に先駆けて放射能汚染の海洋調査をおこなった日本が、なぜその教訓を生かせなかったのか。当時の科学者たちの奮闘を追いかけ、国は、科学者は、市民は、これからの未来をどう作っていくべきかを問いかけるノンフィクション。

著者紹介

奥秋 聡(おくあき・さとる)
NHK制作局文化・福祉番組部ディレクター。
1974年神奈川県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了後、1999年NHK入局。
これまでにETV特集『あとにつづくものを信じて走れ~井上ひさしさんが残したメッセージ~』『関東大震災と朝鮮人 悲劇はなぜ起きたのか』などを制作。ETV特集『海の放射能に立ち向かった日本人~ビキニ事件と俊鶻丸~』で2013年度メディア・アンビシャス大賞を受賞。

主な目次

はじめに

 1 ビキニとフクシマ
放射線に魅せられた研究者人生   
放射線測定は現場主義
死の灰に怯えた日本列島
放射能が伝染する 混乱した港町・焼津
相次ぐ放射能汚染のマグロ
港町・焼津 ビキニ事件までの履歴

 2 動き出した科学者たち
死の灰の正体を明らかに太平洋を核の実験場に
缶詰マグロの汚染を警戒したアメリカ
アメリカに責任を問わない日本政府
立ち上がった顧問団
調査のために選ばれた科学者たち

 3 俊鶻丸 出航す
危険な航海に出た「浮かぶ研究所」
明らかになった海の放射能汚染
放射能雨に向き合った科学者たち
広がる放射線影響の研究

 4 放射能検査の中止とアメリカの思惑
科学者たちによる日米会議
マグロの汚染は続いていた
検査中止の波紋
アメリカも確認した海の汚染
盛んになる放射能汚染の研究

 5 立ち上がる市民と原発推進政策
三〇〇〇通の手紙が語るビキニ事件 
盛んになる原水爆禁止運動
科学者たちも原水爆禁止運動に参加
第五福竜丸の乗組員とその後
原発推進に向かった日本
変容した環境放射能研究

 6 ビキニの教訓は生かされたか
手探りで始まった海の放射能調査
事故直後から放射能汚染を調査
忘れられてゆく ビキニ事件
不安、風評……重なるビキニとフクシマ
放射線測定 新しい動き

おわりに

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