DVD BOOK フツーの仕事がしたい

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土屋トカチ 監督作品

A5判上製/15頁/本編70分+特典映像43分
定価 本体3,200円+税
発行日 2012年1月10日
ISBN 9784845112548 C0836

最長で月552時間! 常識はずれの過酷な労働……。生き残るためのたたかいがはじまった! 労働の“リアル”を描きだす迫真のドキュメンタリー映画 待望のDVD化!

著者紹介

1971年京都府生まれ。映画監督。新聞配達・書店員・工場請負作業員・日雇い労働等を経て、99年より映像制作を開始。同時期、現所属事務所の映像グループ ローポジションのメンバーと出会う。劇場デビュー作「フツーの仕事がしたい」(08年)、英国・第17回レインダンス映画祭、UAE・第6回ドバイ国際映画祭において、ベストドキュメンタリー賞を受賞。国内外の映画祭で評価された。

「はじめに」より

皆倉信和さん(36歳)は根っからの車好き。高校卒業後、運送関連の仕事を転々とし、現在はセメント輸送運転手として働いている。しかし月552 時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、心身ともにボロボロな状態。「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。生活に限界を感じた皆倉さんは、“誰でも一人でもどんな職業でも加入できる”という文句を頼りにユニオン(労働組合)の扉を叩く。しかし、彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。生き残るための闘いが、否が応でも始まった。

主な目次

◉本編[70分]
◉特典映像[43分]
・初日舞台挨拶
皆倉信和(本作主人公)×鎌田慧(ルポライター)×土屋トカチ(映画監督)
・労働者は奴隷か!(フツーの仕事がしたい 初期ヴァージョン)
・自由な感じ(土屋トカチ監督 短編作品)
・国際映画祭授賞式(2009年 レインダンス映画祭・ドバイ国際映画祭)
・ローポジ予告集
◉ガイドブック
だれのために撮るのか、だれの目線で撮るのか 「中立性」との対峙 土屋トカチ
若者がフツーの仕事につけない現実 後藤道夫
おかしな時代を生き抜く“武器”としての「ユニオン」 小谷野毅
映像による労働運動の底力 竹信三恵子
人間の尊厳をかけたたたかい 木下昌明
レビュー+主人公・皆倉信和さんからのメッセージ +年表

震えるほどの怒りと、それ以上の感動をもらった。映画の中、何度も一緒に怒り、泣き、笑った。フツーに働き、フツーに生きることが困難になってしまった21世紀。それを取り戻すための尊厳をかけた闘いの記録に、ものすごく大きな勇気をもらった。
雨宮処凛(作家)

こんなドキュメンタリーは見たことがない。これは、ドキュメンタリーが持つ表現力を確実に示した映画だ。キャメラは武器である、ということを想った。そして、何故か親鸞の歎異抄を伝承した唯円の心を想った。
堀田泰寛(撮影監督)

ケン・ローチやマイケル・ムーアの諸作同様、これぞ記録映画の迫真ではないか! 土屋トカチは、底辺から立ち上る憤怒の声と響き合いながら、当節あるべき「表現」の源流へと向かい、まさしく「映画」を実現させたのだ!
中川 敬(ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン)

今の時代、「フツーの仕事がしたい」と誰もが思っているだろう。しかし、どう正せばよいのかわからない。その道筋を、この映画は感動的に、しかも理論的に示している。働く者たちが、過酷な時代を突破するために必見の映画である。
木下武男(昭和女子大学特任教授)

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