4歳からはじめる 親子トレッキング

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関 良一

A5判並製/160頁
定価 本体1,400円+税
発行日 2012年9月 1日
ISBN 9784845112807 C0077

子ども連れの山登り。はじめてでも、大丈夫!
のべ3000人の親子にトレッキング(山登り、山歩き)の魅力を伝えてきた著者による、親子トレッキング入門。具体的なノウハウが満載です! 関東周辺のおすすめ20コースも掲載。

著者紹介

関 良一(せきりょういち)
1957年、北海道生まれ。親子を対象とした「親子山学校」を主宰。幼児〜小学校低学年を中心に、これまでのべ3000人を超える親子に山を歩く楽しさを伝えてきた。40歳で山登りをはじめた経験から、初心者の目線でのアドバイスを常に心がけている。神奈川県相模原市在住。好きな山は甲斐駒ヶ岳。
親子山学校HP http://oyakoyama.jimdo.com/

「はじめに」より

プロローグ
 山登りの経験が一度もなく、たとえあったとしても「子どもを連れてなんて不安でいっぱい!」という人のために、私はこの本を書こうと思います。初心者親子にも無理なく、楽しく、安全に山登りを続けていただくため、必要なことを惜しみなく、わかりやすく伝えたいと思います。
 ひょっとすると、本書は一般的な登山入門書とは異なる内容があるかも知れません。けれど、ここでお伝えするすべては、私自身がふたりのわが子とはじめたトレッキングと、のべ3000人の親子との10年におよぶ活動から学んだことを前提にしています。
 子どもは一歳前後になると、ハイハイからつかまり立ちを始め、やがて二本の足で立ち上がり歩きだそうとします。カラダいっぱいにうれしさをたたえ、懸命に歩こうとする子どもの姿は見ているだけで幸せな気持ちになります。幼い子どもがよちよちとただ歩くだけの光景が、なぜこんなにもほほえましく、愛おしく思えるのでしょうか?  答えは、とてもシンプルです。私たちは二足歩行という進化をとげ、歩くことによって豊かさを手に入れてきた生き物だからです。
 車も飛行機もない太古の時代から、地球上のあらゆる環境に分け入り、行く先々に文明を起こしてきた原動力には、二足歩行を唯一の移動手段にしてきた私たち祖先の営みがありました。牛や馬を動力に使ったり、ソリやイカダを使って移動するのはずっとずっとあとのことです。もっとも、そうした移動手段を手にしたあとでさえ、私たちはつい百年ほど前までは歩くことを最大の移動手段にしてきました。
世界がどんなに便利で快適なものに変わっても、私たちがいまだに子どもの歩く姿に喜びを覚えるのは、そこに人類が育んできた�普遍の遺伝子�を見るからです。ただ、いつもはそれに気づかなかったり、意識する必要がないほど当たり前の行為になっているだけなのです。
 登山やトレッキングの基本も歩くことにあります。山は歩くことにはじまり、歩くことで完結する運動です。歩くことで叶えられることのすべてを、私は�歩くチカラ�と呼んでいます。
子どもの中にも受け継がれている遺伝子�歩くチカラ�は、山歩きを通してさまざまな場面で求められ、養われていくのです。
 いまはまだおぼつかない足取りの子どもであっても、その中に秘められた歩くチカラを信じて、さあ親子トレッキングをはじめてみましょう!

主な目次

1章 入門編 山をはじめる前に知っておきたいこと
● 親が初心者でも大丈夫なの?
● 4歳になれば�トレッキング適齢期�!
● 登山とトレッキングの違いって?
● どんな山が登りやすいの?
● 初心者親子が気をつけたいこと 
  山の時間と距離感覚/�親子の速度�を身につける/天候の変化に気を配る
● 一年を通して低山を歩こう! 
2章 準備編 どんな山に行く? 何をそろえる?
● 親子の山選び、5つの条件
  情報量の多い山/登山者の多い山/アクセスのよい山/ケーブルカーやリフトのある山/
  エスケープルートのある山
● 子どもの山道具 登山靴
  登山靴は本格的なものを!/選ぶならミドルカットかハイカットタイプ/
  子どもの靴のサイズ合わせのコツ/サイズに合う靴が見つからなかったら/
  子ども用 登山靴カタログ
● 子どもの山道具 ザック
  幼児〜低学年ならまずは10リットル/荷物の重心は腰より上に置く/子ども用 ザックカタログ
● 子どもの山道具 雨具(レインウェア)
  真夏の富士山での出来事/ふだん使いもできる防水透湿素材を/子ども用 雨具カタログ
● 子どもの山道具 ウェア・その他
  山のウェアは重ね着が基本/山で役立つ、アイテムいろいろ/携帯電話は必携。電源はOFF/
  ファーストエイドキットを常備
● 親子トレッキング 装備リスト一覧
● 荷物の振り分け方とパッキング
● 子連れの登山計画の立て方  標準コースタイム×1.5倍が目安
3章 実践編 いざ山へ!上手な歩き方、休み方
● 歩き方の基本
  絶対に谷側を歩かせない!/登りは子どもを前に、下りは後ろに/
 �スベラナイ歩き方�を身につける/石ころひとつ動かさない歩き方/ブレずに歩く子は転ばない/
  岩場での身体の使い方/雨の日の歩き方
● グループ登山のコツ
  大人が子どもを挟んで歩く/分岐点では必ず声をかけ合う
● 上手な休憩の取り方
  疲れたから休む、は間違い/のどが渇く前に水を飲ませる/「おしっこ! うんち!」の対処法/
  子どもがバテてしまったら/熱中症かも、と思ったら
● 山のトラブル
  もしも迷ってしまったら/急なカミナリが発生したら/もしも高山病になったら
● 地図の見方
  方角・地形・太陽の位置も確認/地形図とコンパスを活用する/磁北線について
● 絶対に山でやってはいけないこと
● 最初の30分を楽しく演出しよう
● 子どもを山好きにするには?
4章 コースガイド 親子におすすめ関東周辺20コース
◎ 高尾山・六号路〈東京〉 水辺の涼しさを感じながら歩こう
◎ 日和田山〈埼玉〉 305メートルの超低山でも楽しめる!
◎ 鋸山〈千葉〉 フェリー&ロープウェイを使っての山登り!
◎ 影信山〈東京〉 グループ登山なら餅つきイベントも
◎ 陣馬山・一ノ尾根ルート〈東京・神奈川〉 草原の山頂から都心を眺める
◎ 石老山〈神奈川〉 巨岩の点在する古道をトレッキング
◎ 御岳山からロックガーデン周遊〈東京〉 渓流と滝でマイナスイオンもたっぷり!
◎ 伊予ヶ岳〈千葉〉 初心者でも登れる房総のマッターホルン
◎ 高川山〈山梨〉 迫力満点、でっかい富士山を一望できる 
◎ 幕山〈神奈川〉 青い太平洋を見下ろしながら歩こう 
◎ 金時山〈神奈川〉 マサカリかついだ金太郎さんの山!
◎ ヤビツ峠から大山〈神奈川〉 丹沢入門の1000メートル峰 
◎ 南高尾山稜〈東京〉 にぎわう高尾山と好対照、静かな山歩き 
◎ 滝子山〈山梨〉 高山へのステップアップに最適 
◎ 乾徳山〈山梨〉 スリリングな岩場を登って頂上へ
◎ 雲取山〈東京〉 いつか行きたい、東京の最高峰!
◎ 清里高原・川俣渓谷〈山梨〉 水遊びも楽しめる、夏の渓谷歩き
◎ 北八ヶ岳� 麦草峠から雨池、坪庭〈長野〉 苔むした原生林を歩き、雲上の庭へ
◎ 北八ヶ岳� 稲子湯から天狗岳〈長野〉 美しい稜線と天狗岳のパノラマに感動
◎ 屋久島・白谷雲水峡〈鹿児島〉 太古の森で感じる、自然の息吹 
5章 上級編 もっと高い山へチャレンジ!
● 我が家の高山初体験
● 低山を3年続ければ挑戦できる
● 初めての高山、どこに行く?
● 山の装備を見直す 
● 山小屋ってどんな場所?
  山には山のルールがある/顔なじみの山小屋をつくろう
● 五感が研ぎ澄まされるナイトウォーク
● いつか、あこがれのテント泊

● エピローグにかえて

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