伝える技法 (プロが教える苦手克服文章術)

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高田昌幸

四六判並製/272頁
定価 本体1,500円+税
発行日 2015年2月25日
ISBN 9784845114009 C0036

なぜ、あなたの文章は伝わらないのか? 新聞記者として取材班を率いて新聞協会賞、菊池寛賞などを受賞した著者が「文章の書き方」を伝授!

著者紹介

高田昌幸(たかだ・まさゆき)
1960年高知県生まれ。法政大学卒業後、1986年に北海道新聞社入社。経済部、東京政治経済部などを経て、報道本部次長、ロンドン支局長を務める。2011年に退社。フリージャーナリストを経て、2012年から高知新聞記者。北海道新聞時代の1996年、「北海道庁の公費乱用」報道の取材班メンバーとして新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞奨励賞を受賞。2004年に「北海道警察の裏金問題」報道の取材班代表として新聞協会賞、菊池寛賞、JCJ大賞などを受賞。著書・共著に『権力vs.調査報道』「希望」(以上、旬報社)、『真実——新聞が警察に跪いた日』(角川文庫)、『@Fukushima——私たちの望むものは』『メディアの罠』(以上、産学社)など。早稲田大学ジャーナリズム教育研究所招聘研究員。名古屋大学大学院非常勤講師。JCJジャーナリスト講座などで文章技術を教える。

「はじめに」より

 どうやったら、文章は上手になるのか。
 作文上達のポイントはどこにあるのか。
 多少の差はあれ、そう思い悩んだ経験はだれにでもあると思います。
 世の中には「作文の書き方」に関する書物があふれていますから、それらに目を通した経験もあるでしょう。
 筆者も一時期、作文技術に関する書物を読みあさりました。新聞記者になり、日々、文章と向き合うようになった二〇代半ばのころです。乱読と言っても過言ではない状態だったと記憶しています。
 吸収すべき点をたくさん見つけました。
 同時に、痒いところに手が届きそうで届かない、そういったじれったい思いを抱いたことも少なくありません。
 筆者がジャーナリズムの世界に足を踏み入れてから、もう三〇年近くになります。その間、ほぼ毎日、文章と向き合ってきました。一から記事を書いていた現場記者の時代も、いわゆる「デスク」として若い記者の文章を読むようになってからも、ほぼ毎日、文章に向き合ってきたことに変わりはありません。
 伝えるべき事柄をいかに的確な文章で表現するか。
 そもそも伝えるべき事柄は何か。
 そういったことを毎日、意識的か無意識かを問わず、考え続けてきたわけです。そして、ここ数年は「これまで考え続けてきた文章の書き方」をまとまった形で残し、伝えたいと考えるようにもなりました。

(略)

 本書は社会人だけでなく、高校生や大学生から読めるように書きました。
 八〇〇字の作文を書きなさい。
 この本を手に取ったあなたはそういう状況に置かれている、と仮定しています。そのうえで、「作文が苦手」という人をとくに念頭に置き、筆を進めました。
 作文のノウハウを伝える目的ですが、よくある「ノウハウ本」とは少し違うかもしれません。
 どこがどう違うのでしょうか。
 際立った違いは「場面を伝える」に重きを置いた点にあります。「場面」は「映像」「風景」といった言葉に置き換えても構いません。
 どうしてでしょうか。
 その理由は、本書を読み進めてもらえば、次第に理解できると思います。
 そして最後には「書くとは何か」の意味と全体像が、じんわりと染みこんでいくはずです。

主な目次

第1章 読みたくなる文章を書くには
 オリジナルであること
 作文は冒頭がすべて
 「一番の一番」を探す
 冒頭の「一番の一番」が重要
 “起承転結”でながれをつくる
 完成度高める「結」

第2章 一文一文を正確に書く
 曖昧な言葉よりも具体的な言葉を
 短いセンテンスで「切れ味」を出す
 言葉には順番がある
 無駄な文字を削る
 接続詞を削る
 本当に受動態で良いか?

第3章 ちょっとした技で見違える文に
 「!」の多用は慎む
 「?」の多用も慎む
 会話文の「 」は発言主を明確に
 体言止めを減らす
 適切な改行
 豊富な語彙力が役に立つ
 決まり言葉を使わない
 二重主語を排除する
 語尾に変化をもたせる
 しゃべり言葉を使わない

第4章 文章力をみがくには
 “悪文”添削で欠点・短所をつかむ
 八〇〇字の作文を仕上げる

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