“悪夢の超特急”リニア中央新幹線
1959年北海道生まれ。岩手大学卒業。コンピュータ関連企業勤務を経てフリーのジャーナリストに。NGOスタッフとしての活動や取材でアジア・アフリカ各地に赴く。著書に『9つの森の教え』(築地書館。ペンネーム峠隆一)、『「新しい貯金」で幸せになる方法』(築地書館)、『自爆営業』(ポプラ新書)、編著書に『世界から貧しさをなくす30 の方法』(合同出版)など。各誌で環境問題、社会問題、市民運動、人物ルポなどを手がける。自身のブログやホームページでも多くのテーマを執筆している。
◆『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』が東京新聞2014年11月1日に紹介されました。
東京新聞紹介記事(PDF:148KB)
◆『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』が神奈川新聞2014年11月2日読書欄に紹介されました。
神奈川新聞紹介記事(PDF:1MB)
第一章 計画前夜
技師の閃き/署名運動/走らないリニア/動き出した計画/「リニア・市民ネット」の誕生
第二章 空疎な「方法書」説明会
国の民意軽視/不毛な説明会―環境影響評価方法書の縦覧/計画の大義/原発一基分の電力を消費するリニア/このままではずるずると着工される/大鹿村の新聞/NO!リニア連絡会/大鹿村の説明会/東京での説明会/NOを言わなかった自治体/議論がなかった期成同盟会/自治体の本音
第三章 何が問題なのか
推進者からの批判/海外での事例/自治体にも隠される情報/何が問題なのか/電磁波/水枯れ/残土/ウラン鉱床/切り捨てられるローカル線/不安な安全対策/空疎な「町づくり」計画/なぜ報道されないのか?/「個別説明会は開催しません」
第四章 リニアは必要なのか?
速いけど早くない/声にならない声―「リニア、いりませんよね」/リニアを止める! ―「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」の誕生/ネットワーク、国土交通省へ/議員の関心/誰がリニアを必要としているのか?
第五章 土壇場での懸念の噴出
加速の第一歩/「ご理解」なんてできない/自治体も懸念。長野県大鹿村と中川村/長野県南木曽町の懸念/岐阜県可児市/静岡県七市二町の水源がなくなる?/悩ましき南アルプスの残土/公聴会と審査会
第六章 厳しい知事意見書が出ても
評価書/環境大臣意見/環境省と国交省へのダブル交渉/行政訴訟?/高まる関心
あとがき
リニア新幹線沿線住民ネットワーク加盟の市民団体一覧